TatsuroYasui

        

NY / ブルックリン

2016.11.10

マンハッタンからイーストリバーを越えれば数年前から話題のブルクッリンにたどり着く。
ブルックリンといっても結構広いため、数日では一部しか見ることができなかったが、幾つかの地区を訪れ、それぞれの特徴を知ることができた。

まずは定番のダンボ、ウィリアムズバーグへ。
ダンボへはマンハッタンからブルックリンブリッジを渡った。当然観光客で混んでいた。自転車レーンと歩行者レーンが隣り合わせになっているので結構危ない。そんな状態でも自転車が結構なスピードで通ろうとすることもあるので注意が必要。しかしアメリカ最古のつり橋は魅力的であった。離れたところから眺めても、渡っても美しい。いつまでも残って欲しい。

橋を渡り終えそのままダンボという地区へいくと、フリーマーケットがやっていた。これは土日行われているBrooklyn Fleaというものの一部でヴィンテージ古着や雑貨、家具などの店が並び、よくわからないものからお土産、はたまたこだわり抜いたものまで売っている。中でも僕好みだったのが廃材から作られた家具。デザインがどれも素晴らしかった。またヴィンテージ古着を売っていたおじさん達のおしゃれぶりが世界レベルすぎて見とれた。

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続いてウィリアムズバーグ。ここはブルックリンの中心的な地区。リーマンショックを機にマンハッタン的生活を逃れるために当時倉庫の地区であったブルックリンに人々が移ってきた。彼らは大量消費大量生産を嫌い、自分たちの目で見えるものを大切にしようとする「ローカル」や「DIY」なムーブメントを作り出し、ウィリアムズバーグを中心にその精神を持ったお店や人々が街を形成していった。つまりここ数年の間にブルックリンは大きく変化したのである。
そして昨今、そういったスタイルがかっこいいと日本でも多くのメディアが取り上げている。

ここでは有名なカフェやお店、バーを訪れた。そのひとつの抹茶バーは以前から興味があった場所だったので行くことができてよかった。なんと僕の地元の愛知県は西尾の抹茶を使っているらしい。その理由は謎だが、なかなか渋い産地だと思う。僕は以前に茶道教室に通っていたことがあるのでその話を店員にすると羨ましがっていた。日本文化に興味を持ってくれて嬉しい限りだ。ただ、別に茶道ができなくても美味しい抹茶を淹れられる。それは間違いない。

日本でも有名なピルグリムへ。僕が行った時は客全員日本人だった。そしてかわいい白人の店員も簡単な日本語を話していた。覚えてしまったらしい笑

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次にブッシュウィックという地区について。
ここは、今一番かっこいいとされている場所だそうだ。たしかにここが一番グラフィテイ多く、何も書かれていない壁を見つけるほうが難しい。広告までもグラフィティで書かれているため、深夜にこっそり書かなければいけない他都市のグラフィティアーティストには羨ましい限りだろう。
友人とこの地区を回っていたのだが、たまたま友人の知り合いの女性に出会った。彼女はブッシュウィックに数年間から住んでいるのだが、街が日に日に変わっており、常に新しいお店がオープンしているとのことだった。そしてこの地区には良質のヴィンテージショップがたくさんある。彼女のアテンドで何店舗か訪れた。普段ほとんど古着屋に行かない僕にとっては掘り出し物を見つけるのは大変な作業だが、ヴィンテージ好きなヒップスターにはたまらない場所なんだなと思う。お店にはおしゃれ偏差値70以上の人も多かった。有名はピザ屋「ロベルタ」は激混みで行けず。ここはヒップスターの溜まり場らしい。

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続いてレッドフック。
ブルックリンの西に位置し海に面したこの地区は周りを工場と集団住宅に囲まれている。
メインストリートとなるバンブラントストリートには少しだがおしゃれなカフェや雑貨屋があるが人はまだまだ少なかった。
昔のウィリアムズバーグを彷彿させる雰囲気だと聞いたとこがあるが、これからもしこのレッドフックが発展してくとしたらどういった変化をするのか想像するととても面白い。
どうやらロブスターを推しているようで何店舗かロブスターの看板を出したレストランがあったが甲殻類が苦手な僕はFORT DEFIANCEというカフェで普通のランチをしたのだが、その店にはメインストリートの閑散ぶりからは想像がつかないほど賑わっていた。

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最後にブルックリンとポートランド違いについて。
様々なメディアに取り上げられ、おしゃれな街として幾度となく紹介されているブルックリンとポートランド。1ヶ月前にポートランドを訪れたので、この二つの街にどういった違いがあるか考えてみる。
まず人について。この両方の街にはヒップスターが集まる場所として知られているが、街によってその特徴は異なると思う。簡単にいうとブルックリンのヒップスターの方が「おしゃれ」を意識的にしている。そして多少高級な感じで彼らは「ヒップスター」をしている。これは日本のおしゃれな人たちと似ている思った。もしヒップスターが日本でいうところのサードウェーブ系のことだとしたらブルックリンのヒップスターたちと日本のサードウェーブ系たちはとても似ている。
まず彼らにとって大事なのはこだわったファッションだが、これは共にレベルが高い。
ブッシュウィックにあるヒップスターたちの集まるカフェに行ってみたがまるで高円寺か下北にあるようなおしゃれなカフェとまるで雰囲気が一緒であった。
サードウェーブやサブカルっぽい格好をした人たちがマックを開いて真剣に画面を覗き込んでいる。これは日本でもまったく同じで、顔の人種だけ違うって感じ。
一方でポートランドについて。
まず人々はそこまでにおしゃれではない。というかおしゃれの価値観が違う感じがする。無駄がない。高いものを着ていない感じだろうか。着ていたとしてそう見えなく気取っていない。日本のサードウェーブ系の記号としてnewbalanceの靴があるが、こちらでその高級品を履いている人はコーヒーショップで見ることはなかった。まあこれはたまたまかもしれないが。

そしてポートランドのカフェには様々な人がいた。地元に根付いている感じである。要は多くのカフェがかっこいいから、いちいちサードウェーブコーヒーを意識して特定のカフェにヒップな人たちが集まることがないということだろう。サードウェーブコーヒーで有名なスタンプタウンコーヒーのお客さんは日本でいうならコメダコーヒーという雰囲気で、いろんな人がいて地元に根付いている。

ブルックリンは意識的にヒップ街になったのに対してポートランドは自然発生的にそのカルチャーが街全体から起こった感じだろうか。

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