TatsuroYasui

        

歩いて食べて撮って。香港(DAY2)

2017.08.1

香港2日目(7月15日)

暑くて寝苦しい夜かと思っていたが、疲れていたのかぐっすり寝ることが出来た。

9時に起床した。窓の外を見るとどんよりとした空模様。

 

この日は香港に住むモデルの友達ハンナちゃんと会う日であった。彼女とは今年の5月に大阪の撮影で出会った。4月から6月までの3ヶ月間日本でモデル活動をしており共演したという形だ。日本の事が大好きらしく、いつかは本格的に住む計画だそう。今は香港の仕事が忙しいようだが、ちょうど休みが合い我々をいろいろな場所へ案内してくれた。

 

まず彼女と11時にチムサーチョイで久々の再会を果たし、その後とてもローカルなチャーチャンテンに連れて行ってくれた。チャーチャンテンというのは香港独自の飲食店でカフェと定食屋がミックスしたような日本にはないジャンルの店である。僕は香港に行く前に彼女に朝ごはんが食べたいというざっくりとしたリクエストをしていたのでいつも友達とよく行くというその店に案内してくれた。

 

その店は非常にわかりにくい。ます通りに面した電気店に入りその店を横切ってビルの中へ。そしてビルを奥の方に進んでいくとそのチャーチャンテンにたどり着く。その名もスターカフェ。店内に入ると数名の中国人観光客っぽい客がいたが、ほとんどはローカルな客だろう。席はほぼ埋まっていた。広東語のメニューを見てももちろん理解できないので、ハンナちゃんにお任せで注文してもらった。頼んだのは炒り卵とトマトの入った出前一丁のラーメン?とにかく麺料理。味は優しめで美味しかった。そしてもう一品。ハンナちゃんがオススメだと注文したフレンチトースト。これが本当に美味しかった。日本のフレンチトーストもこうなるべき。揚げパンっぽいパンにピーナッツクリームがサンドしてある。これに蜂蜜をかけて食べる。確かに甘い。しかし、くどくなることもなくペロリとたいらげてしまった。すっかり気に入って、滞在中毎日食べた。

 

高カロリーな朝食を済ました我々は120年の歴史があるスターフェリーで香港島へ移動しセントラルという地区へ。

地下鉄だと一駅だが、是非一度はフェリーに乗ることをお勧めしたい。数分の移動だが、船上から九龍島と香港島の両方を見ると、自分が香港のど真ん中にいる感覚を体感することができる。

 

セントラル到着後は街をブラブラ。エッグタルトを食べたり、『恋する惑星』のエスカレーターで「ごっこ」をしてみたり。ちなみに我々は観光客丸出しですごい興奮しながら写真を撮っていたが、僕らの他に誰も恋する惑星ごっこをしていなかった。もう20年も前の映画だからみんなやり終わったのかな。とにかくそのエスカレーターは混雑しているので、恋する惑星写真を撮るなら周りを見てタイミングに気をつけよう。

 

一通り楽しんだ後は、ムックのリクエストで亀ゼリーのお店に。亀ゼリーという全く味の想像がつかない黒光りしたゼリーは、亀の内側の甲羅が入った伝統的なデザートである。恐る恐る食べてみるが、これが美味。漢方の独特の味がするがとてもさっぱりしていてこれがクセになる。これは知れて良かった。亀ゼリーを食べたおかげか香港滞在中は非常に調子が良かった。日本でも食べられるか調べてみよう。

 

すこぶる健康的になった我々は地下鉄に乗って、太子という場所へ。ここには最近話題のミュージックビデオ(MONDO GROSSO 『ラビリンス』)のロケ地がある。とても香港的な雰囲気でフォトジェニックだと思い、ハンナちゃんに連れて行って欲しいとお願いした。その場所に着くと、数名の観光客が写真を撮っていた。その空間は圧巻で美と恐怖が隣り合わせで、とてもアンバランスな場所であった。要はとても魅力的でドローンを飛ばそうと試みたが、住人がこちらを凝視していたのでビビって断念。しかしハンナちゃんでラビリンスごっこができたので良し。ハンナちゃんもカメラを向けるとそれっぽくやってくれるのでさすがである。

その後、金華冰廳というチャーチャンテンへ。パイナップルパンとレモンティーで休憩。ここのパイナップルパンは有名らしく本当に美味しかった。温かいメロンパン的な味だけどちょっと違う。

 

その後は金魚街で生々しい金魚の大群や桶にびっしり入った白いカエルを見つつ、繁華街の旺角へ。スニーカーストリートや女人街を見て歩き、その活気に圧倒させる。ハンナちゃんは旺角を新宿みたいと言っていたが、それよりも確実に賑わっているし、熱気がすごい。

 

20時、1日アテンドしてくれたハンナちゃんとバイバイして、我々は再びセントラルへ。観光客で賑わう通りで観光客向けのタイ料理屋に入るもののやっぱりハンナちゃんがいないとダメだなーとその店を選んだことを反省しつつ、滞在しているワンチャイへと戻った。

 

よく歩いた1日だった。

5ヶ月ぶりの海外。疲れたがやっぱり全てが新しく刺激的で楽しかった。観光客になることは大事だ。

日本にいれば知る由もなかったであろう、亀ゼリーの味や街の雰囲気。そうした新しい体験は今まで予想もしなかった興味や行動を自分に与える。つまり予測ができていなかった未来に自分をつなげてくれる。それはすごい楽しいことだと思う。