TatsuroYasui

        

収穫の秋

2016.11.10

すっかり日本にも定着したハロウィーン。今までその波に乗ることもなく毎年11月を迎えていた。しかし今年はその日をカナダで迎えることとなる。ということで。

カボチャ畑が広がる場所があるというバンクーバーはリッチモンドへ。そこはSouthlands Heritage Farmという場所で野菜や果物のマーケットと馬やヤギがいるふれあい広場が隣合わせになっており、なんとも独特な雰囲気を醸し出していた。マーケットの野菜や果物は自家栽培のものが中心で種類も豊富で物色しているだけで楽しかった。

さて目的のカボチャ畑はというと、ふれあい広場から出ている小型の汽車に乗車しなければ辿り着けない。もちろん有料(カボチャ持って帰っても良い料含む)。8ドルを払いプチアドベンチャーへ。汽車には運転手と移動の間、ガイドとカントリーソングを歌ってくれるおじさんが乗車している。

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いざ出発の時間になるとガイドのおじさんが3、2、1と掛け声をかける。汽車に乗った客は「ヒーハー」と叫ぶ。そして動きだす列車。なんとも楽しくシュールな号令だったが、これにより乗客一同カボチャ収穫への気持ちが高まったに違いない。

出発してまもなくおじさんのライブが始まる。お、なんか歌い出したなと思ったら汽車が急に停車した。カントリーおじさんはまだ1番のBメロあたりにもかかわらず歌をストップし汽車から降りて近くにいた馬に餌をやり始めた。完全に歌うタイミングがおかしいと全員が思っただろう。 餌やりから戻ると再び汽車はゆっくりと動き出す。歌が再開されるのかと思ったが普通にガイドが始まった。そしてわずか3分ほどでカボチャ畑に到着。 結局歌は最後まで、いや1番のサビすら聞けなかった。

汽車から降りると広大な畑に無数のオレンジが見える。もちろん全てカボチャ。サイズ違いで畑が異なり、デカイやつが欲しかったら奥の畑に行きたな、と中途半端歌おじさんが言う。 巨大な畑に大量のカボチャが散乱?放置?されており客は好きなカボチャを選んで持って帰っていいというシステム。収穫というより拾う感じ。

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昨日は雲ひとつない快晴であったため、空の青にカボチャのオレンジが映え綺麗だった。 一応巨大なカボチャを持ち上げたりして記念撮影をしたのち、記念品レベルの小カボチャをひとつ持ち帰らせていただいた。

なかなか貴重な体験だったと思う。同じような場所が日本にもあるのかはわからないが、そこは家族連れが多く、お父さんが必死に巨大なカボチャを持ち帰っている姿を見ていると、ただ仮装するだけではない本来のハロウィーンの意味を再認識するきっかけとなった。

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